やってきました!富士スピードウェイハーフマラソン!
富士スピードウェイといえば、かつてはF1日本グランプリも開催された本格的サーキット場です。
いまも、世界耐久レースなど、世界クラスのモータースポーツが数多く開催されています。
技術の推移を集めたスーパーCarが走るサーキット場を自分の足で、人力で、走るんです。もうワクワクしかありません。
サーキット場の駐車場からは、富士山が間近に見えます。素晴らしい眺めです!
ハーフマラソンのスタートは、午前10時。メインスタンド前のメインストレートからのスタートです。
ポールポジションからスタートしたかったのですが、私の実力でポールポジションに立つのは、少々申し訳ないので、集団最後尾の34番グリッドからのスタートです。
富士スピードウェイの1周は、約4.5km。初めの1周はショートカットしてメインストレートに戻り、その後、サーキットを4周する合計21.0975mを走ります。
スタートしてまず初めに驚かされたのが、第1コーナーのヘアピンカーブです。TGRコーナーと呼ばれる第1コーナーは平坦ではなく、急な下り坂を下りながら大きく右へカーブしていきます。
実際のCarレースをみていいても勾配をそれほど感じることはありませんが、実際に走ってみるとかなりの下り坂です。資料によると約10%の勾配だそうです。平坦なところまで約200mくらいありそうなので、一気に20m下ることになります。
「足が勝手に持っていかれる!!!。ここをあと4回下るのか、足にくるなあ・・・。」
サーキット場を走るマラソンだから、平坦なコースだろうと勝手に思い込んでいた私は、この後、まさかの高低差に大苦戦することになります。
富士スピードウェイは、富士山のふもとに造られているために、かなりの高低差があります。
その後もアップダウンを繰り返し、コースで標高が一番低い通称ダンロップコーナーへ。ダンロップコーナーでは、富士山が正面に出迎えてくれます。
ここから最終コーナーまで、約3kmの道のりをいくつかの急カーブを曲がりながら、一気に35mの高低差を駆け上がります。標高差35mというとピンときませんが、11階建てのビルの高さに相当します。
急カーブのアウトコースを走ると坂は緩やかなんですが距離が長くなります。
「ここは最短距離を走るアウトインアウトだ!」
と、思ってインコースへ入りますが、坂がきつい!!!
1周目からかなりのスピードダウン!その横をアウトから颯爽と先頭集団が駆け抜けていきます。早くも、周回遅れにされてしまいました。
最終コーナーを曲がるとメインストレートがまっすぐ伸びています。富士スピードウェイのメインストレートは1475m!F1なら時速250km超えで突っ走ります。私も息を吹き返したようにキロ4分台で突っ走ります。
しかし、快調だったのはここまで・・・。3周目には、第1コーナーを駆け下りるころには足はがくがく、最終コーナーを立ち上がるころにはもうふらふらになっていました。
標高差35m、恐るべし・・・。せめてもの救いは、ダンロップコーナーで毎回迎えてくれる富士山の雄姿です。最終コーナーまでは、富士山が正面に見え、気持ちを奮い立たせてくれます。
そんなこんなで最終周回・・・。ダンロップコーナーからの最後の上りでついに力尽き、歩いて上ることに・・・。それでも最終コーナーを上り切り、ゴールまで最後の力を振り絞ってチェッカーフラッグ!
タイムは、自己ベストより30分以上遅い、2時間28分06秒で599人中の513位・・・惨敗・・・。
体も心もへとへとになった私を癒してくれたのは、ゴール後の豚汁と富士山の絶景でした!
ちなみに、富士スピードウェイハーフマラソンは、「MCC Grand Slam Run 1000」の対象大会となっています。来年必ずリベンジします。
初静岡だったので、静岡の古墳を見て帰ることにしました。